研究日誌

楽しくないことはしたくないなぁと本気で毎日思っている

2020年度

昨日、公開期末評価(M1)が終わったので、2020年度の業務はあらかた終了しました。まぁ、こんな状況下なので、レガシーが使えないものが多いのに、旧組織の最終年度に当たるという良くない状況で、実効性と効率の天秤が難しかったところだったが、できる限りのことはできたかな。ミスもちょいちょいあったがフォローしてもらえたので良かった。

 

業績。今年はそれなりかな。ファースト論文を2本出せたので(Opex, SciRep)、研究者としては最低限のタスクはこなせたんではないかと思っている。また、光学実験系を簡単ながら持つことができたので、こちらの設備だけで研究や評価が完結できるようになったのも非常に大きい。ただ、目が弱いので、レーザー光はどうにもきつく、長時間の光学系の作業は本当にやりたくない(無理)。

 

今年で3年目で、1年目で僕のテーマを選んでくれた学生が、マスターで卒業することに。ありがたいことに大学院でもテーマを継続してくれたので、3年間一緒にやることができた。ジャーナル論文を出すところまでやりたかったんだけど、(いいわけだが)今年の困難さも相成って、対外発表は数件の国内会議・研究会にとどまってしまった。それでも、受賞はできたから最低限かな。国際会議は出そうと思えば出せたんだろうけど、成果が固まり始めた2020年度がアレだったから、まぁしょうがない。

 

2021年度もこの状況は劇的に改善しないだろうから、学生がもしテーマを継続してくれるなら、やり方を考えないと行けない気がしている。実験系はリスクがちょっと大きいかな~・・・僕も得意ではないし。

 

科研費若手は2021年度で終了してしまうので、来年度はなにか出さないといけない。若手と言えるうちは、基本的にはホログラフィの高速計算技術で食っていこうかと覚悟を決めていることはいるんだけど、テーマはもう少し広げて行きたいし、同じようなことをやりすぎてしまうと、情熱が薄れてしまいそうなので、考えている。

 

卒論とか修論発表会を見ていて、PIである先輩教員たちはどうやってテーマを作っているんだろうと観察していた・・・が、アプリケーションに特化していない基礎(汎用)的な技術・強みがあるので、それを軸に展開しているのかな、という感じがした。はて、顧みると・・・・ちょっと考えないといけないですね。

 

基礎も基礎で、知識は持っていなければいけないんだけれども、ニーズベースの研究スタイルでも悪くないんじゃないかと思わないわけではない。目標なく基礎勉強をするのは昔からあまり得意でなく、必要に迫られての方が、進み方がぜんぜん違うのはこれまた事実で。とはいえ、今更ながらComputer ScienceとOpticsの基礎は延々と勉強し続けないと行けないなぁと思っている。

 

なんで日記なんか書いているかって、最近、デスクワークの疲労度がかなりきついので、ずっと悩んでいるけれども、姿勢とか、設備の調整とかをもう一度見直したから。今、後傾姿勢でかるーいタッチのテンキーレスキーボードでタイピングが疲れないかの試験をしているけれども、腰や肩が楽なのは至って正義なことがよくわかった。無限に作業ができるならそれに越したことはないので。。。。